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Intel Arc G3/G3 Extremeが登場。Panther Lakeをハンドヘルド向けに低消費電力に調整

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Intelは、Windows搭載ゲーミングハンドヘルド向けの新型プロセッサー「Arc G3」および「Arc G3 Extreme」の詳細スペックを公開しました。いずれもPanther Lakeをベースとし、CPUは14コア構成、メモリはLPDDR5X-8533に対応しています。

目次

Intel Arc G3/Arc G3 ExtremeはPanther Lakeベースの14コア構成

Arc G3シリーズはIntel Core Ultra シリーズ3(Panther Lake)のアーキテクチャーをベースとしたハンドヘルド専用プロセッサーで、CPUはPコア2基・Eコア8基・低電力Eコア4基の計14コア(14スレッド)構成となっています。最大ブーストクロックはArc G3 Extremeが4.7GHz、Arc G3が4.6GHzで、CPUタイルはIntel 18A、GPUタイルはTSMC N3Eで製造されています。

Intelのハンドヘルド向けプロセッサーはこれまでLunar LakeなどノートPC向けSoCを転用していましたが、Arc G3はハンドヘルド専用に設計された初の製品で、AMDのRyzen Z2 Extremeが独占してきた市場への直接的な対抗となります。

GPUはArc G3 ExtremeがB390、Arc G3がB370を搭載

両モデルの主な違いはGPUで、Arc G3 ExtremeはXe3コアを12基備えるArc B390(最大2.3GHz)を、Arc G3はXe3コア10基のArc B370(最大2.2GHz)を搭載しています。GPUのINT8性能はそれぞれ113 TOPS、90 TOPSで、NPUは両モデルとも46 TOPSで共通です。メモリはLPDDR5X-8533・最大96GBに対応していますが、実際の搭載量はOEMの構成によって異なり、Acerの「Predator Atlas 8」では最大24GBのLPDDR5X-7467が採用されています。

電力面はプロセッサーベース電力25W・最大ターボ電力80Wが共通で、設定可能なTDP範囲はArc G3 Extremeが8〜35W、Arc G3が8〜30Wと差が設けられています。また、リーカーのRaichu氏によると、Arc G3シリーズは低消費電力での動作に最適化されており、低電力モードでは約10%の性能向上が期待できるとされています。これはAMDが電圧・周波数テーブルを調整してRyzen Zシリーズで採用している手法と同様です。

Arc G3とArc G3 ExtremeはCPUコア構成が共通で、違いはGPU性能(INT8で90 TOPS対113 TOPS)とTDP上限5W分にとどまるため、搭載機ごとのバッテリー容量や価格差を踏まえて選ぶことになります。

項目Arc G3 ExtremeArc G3
アーキテクチャーPanther LakePanther Lake
CPUコア/スレッド14コア/14スレッド14コア/14スレッド
CPU構成P-Core 2+E-Core 8+LPE Core 4P-Core 2+E-Core 8+LPE Core 4
L3キャッシュ12MB12MB
プロセッサーベース電力25W25W
最大ターボ電力80W80W
最小保証電力15W15W
設定可能TDP範囲8〜35W8〜30W
GPUIntel Arc B390(Xe3×12)Intel Arc B370(Xe3×10)
GPU最大動作クロック2.3GHz2.2GHz

搭載ハンドヘルドはAcer・MSI・OneXPlayerから登場へ

Arc G3シリーズを搭載する最初のハンドヘルドは、Acer・MSI・OneXPlayerの3社から投入される予定です。Acerの「Predator Atlas 8」はArc G3/Arc G3 Extremeを選択でき、北米・EMEA・オーストラリアで2026年10月に発売されます。OneXPlayerの「OneXPlayer 3」は2026年6月の投入が見込まれており、シリーズ全体の展開も同月に始まる予定です。価格や各OEM固有のクロック・メモリ速度などの詳細は、6月2日に台湾で開幕するComputex 2026に合わせて公開される見通しです。

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